就職して社会人になったはいいけど、どうにも仕事が合わないという理由で、思い切って専門学校に入って違う職種を目指すという人も多いと思います。
その選択肢の1つとして放射線技師を検討している方に向けて、学校の選び方や重要な就職できるの?という疑問を解説していきます。
社会人を辞めて放射線技師を目指す
技師養成学校を探す
技師になるには技師養成学科がある大学or専門に入学しなくてはなりませんが、大学に入学するには、現役生と入学枠を争う必要があり大変です。
就職先などを考えると大学の方が有利なのは間違いありませんが、その前段階で大きなハードルが待ち受けています。
国立大の技師学科目指して勉強を頑張るぐらいなら、4年費やしてでも医師目指して医学部にでも進んだほうがいいのかなって感じです。半分冗談半分本気ですが。。。
まあ専門学校だと留年しなければ大学より1年早い3年で卒業できますし、すでに年齢を重ねている社会人経験者にとっては、こちらのほうがメリットになり得るのかなとも思いますが。
専門学校の多くは社会人経験者を対象とした受験枠が用意されていますし、入学するのは難しくはありません。一般受験枠との入試試験の内容を比較して、どちらで受けるのかを決めるのがベターです。
学生生活は気楽
地獄のような通勤ラッシュ、仕事の愚痴ばかり言ってくる同僚、仕事もできないくせに理不尽なことを押し付けてくる上司、見た目は可愛いけど性格が暗い女の子、無駄に機械熱を持ったパソコンとコピー機に囲まれたサラリーマンを経験したのであれば、学生生活なんて気楽なものです。
放射線技師の学生生活から国家試験合格までをまとめた記事はこちら
以前の記事にも書いたことがありますが、専門だと学生の3分の1位は大学辞めた人や、社会人経験者が占めていますので、現役の若い子だらけでついていけないなんて心配は無用です。
1/3の純情な感情を知っている人が1/3はいますので安心して下さい。
現役生と仲良くして勉強・コンパと楽しいキャンパスライフを送ってください!
定期的にやってくるテストだけは手を抜いては駄目です、留年なんかしたら目も当てられませんので。。。
頼られる
あと現役生から見ると、年上というだけで頭が良いと思われがちで、やたら勉強を教えてくれというリクエストを受けることになります。
できないことが分かると自然に聞いてこなくなりますが。。。
他にも恋愛・人生相談などもされるかと思いますので、頼りになる格好いい大人を演じましょう。
就職はできるけど選ぶのは難しい
ここからが本題の就職についてです。
ただでさえ供給過剰・就職難と言われている技師ですので、年齢を重ねた社会人経験者・そして専門卒が重なると、はっきり言って就職は厳しいです。
専門のホームページのよくある質問Q&Aなどを見ると
Q.卒業するときに30歳となってしまいますが就職はできますか?
A.本校は毎年○○○件の就職求人があり、過去の就職率も100%近い数値です。
就職サポートも手厚いので安心して下さい。
みたいな就活マニュアル並みに作りこまれた、解答テンプレートがありますが、まあ嘘とは言いません。
実際求人件数は新卒で優秀な若い技師を毎年採用している全国の大学病院・市民病院・急性期病院も含めれば500件程はありますし、就職率だって非正規・契約職員やアルバイト採用を含めれば100%近いです。
僕の答えとしては「働けるけど不安定ですよ」っていう感じです。
もちろんタイミングさえあえば、良いところに就職できるかもしれませんけど、確率としては現役生よりも低いことになるのは間違いありません。
正職員として・大きな病院で働くためには努力できることは全力で取り組むことが大切です。
就職活動についてはコチラ
関連資格も時間に余裕のある学生のうちに取得してください。
取った方が良い資格
- 放射線取扱主任者一種
- 基本情報処理技術者試験
他には、これと言って無いような気がします。
基本情報もほとんどの病院でスルーされると思いますが、パソコン・システムに強い職員を探していた場合に目に止まるかもしれませんので。。。放射線技師が院内ネットワークを担当しているところもちらほら見かけますし。
努力が必要
社会人をやめて技師になろうと思うのなら相応の努力をする必要があります。
元AKB48の総監督である高橋みなみ先生が発明したと言われて早数年が経過する「努力はかならず報われる」を心に信じて頑張ってください。
だらだら学生生活を過ごして、就活対策もやらずに。。。っていう風だと明るい光は見えてきませんので。
現代日本の縮図ですね!?