普通レントゲン撮影は一般撮影室で撮りますが 入院している患者さんで病状が悪くて、どうしてもベッドから離れられなかったり ICU(集中治療室)、CCU(冠疾患集中治療室)の患者さんは
一般撮影室まで移動することが困難です。
そんなときは放射線技師が病棟までポータブルX線撮影装置を 引っ張って撮影に行きます。アイキャッチの画像にも使いましたが、こんな感じ↓

病棟でのX線ポータブル撮影
実際は上の画像のような爽やかな患者、そして技師は少ないですけど。。。 そんなポータブル撮影ですが、何とも言えない出来事が起こることがあります。
逆セクハラといっても触られたりじゃなくて、言葉というか会話内容です。
男性同士の下世話な会話をOLが聞いて不快に思った的なセクハラですね。
まあ生々しい病院の裏話、技師話ということで。。。
病棟ポータブル撮影の基本
ポータブルといってもX線を使うことには変わりありません。
はっきり言って2m離れれば、被曝の影響は無いんですが そこまで職員への被曝教育ができている病院も少ないし、 安全!と言われたところで何となく不安、放射線は出てるのには変わりないし。。。ということで多くの病院では撮影する前に、看護師さんを一時的に退出させます。
逆セクハラを受ける条件
どこで逆セクハラを受けるのよ!?って話ですけど2つ条件が揃うと
可能性が高くなります。
1.看護師さんが病室に2人以上いる。
おばちゃんNsと、まだ結婚してない若いNsの組み合わせだとより確率アップです。
2.看護師さんの仕事に余裕がある。
余裕がないときの看護師さんは、僕の相手をしてくれませんので。
言葉の逆セクハラ!
要は被曝=子供ができない、不妊のイメージが強いのかポータブル撮影の準備ができて 技師「今から撮るので、病室から出て下さい」 と言ったときに様々な言葉の逆セクハラを受けます(x_x;)
おばちゃんNs「私はもう子供できないから撮っちゃって良いわよw」
おばちゃんNs「子供できるかもしれないから逃げなきゃw」
おばちゃんNs「ともき君こそ逃げたら?w子供できなくなるわよw」
おばちゃんNs「妊娠してるかもしれないから出るわねw」
2人以上の看護師さんがいると
おばちゃんNS1「あなたは子供できる可能性あるでしょ!?w」
おばちゃんNS2「あるわけないじゃんw」
おばちゃんNs「○○ちゃんは結婚も子供もまだなんだから逃げなさいw」
○○ちゃん「あ、はい。。。(それ言う意味あるの。。。)」
などなど(x_x;)ニュアンスが伝わるか分かりませんが なんとも言えない気持ちになり、顔が自然と苦笑いに変わります。。。自虐的にもう妊娠しないからwなどと言われるとどうしても(x_x;)
なんだかんだ嫌ではない
苦笑いするしかないですが、こんな会話を聞くのも嫌いではありません。
この人がこんなこと言うんだっていう発見もありますしね。
本当に嫌なのは若い看護師さんでしょうね(x_x;)
男の前で結婚がどうとか、妊娠がどうとか言われたくないでしょう。。。