MRIの撮影原理は磁石の力と体内の水分を利用!というのを前回の記事で書いたので、
今回は危険性について!
病院でも年間200件ほど発生している吸着事故とは
単純にMRIに金属がくっ付いて離れなくなる事故なんですが検査中に発生した場合、患者さんが死亡することもあります。。。
MRI事故の原因は超強力な磁石!
原因は単純でMRIの磁石の力が尋常じゃない強さだからです。
ダイソーに売ってる超強力磁石の比ではありません!
金属を持ち込んだら、ブラックホールのごとく吸い付きます。
ダイソンもビックリの驚きの吸引力です。

MRI事故写真

MRIの吸着事故
ベッドの処置用カートを吸い込んでしまった写真です!
こうなったらもう人の力では外せません。格闘家10人いても無理でしょう!
全盛期のジェロムレバンナが10人いたら外せるレベル。
1度くっ付いたらMRIの磁力を落とすためにクエンチという危険な作業をしないと剥がせません。
MRIは液体ヘリウムを利用して超電導電磁石を維持しています。
この液体ヘリウムを吐き出す作業がクエンチ。
そしてもう1度磁力を復活させるには数百万円も費用がかかります!
写真を見ると笑えますが、決して笑い事ではありませんので。。。
病院事務長大激怒するのは間違いなしです。怖い怖い。
危険性が分かる事故動画
こちらは動画です!酸素ボンベが吸い込まれスイカが破壊されています。
スイカが人の頭だったらと考えると恐ろしいです。。。
死亡事故も発生する訳ですね。
※スイカ爆発のとき音量が大きいので注意してください
検査の前は外せるものは外す!
病院によっては空港に設置してある金属探知ゲートがあったりします。
そのぐらい検査前は注意をする必要があります。
検査を受けるときがきたら、とにかく外せるものは外しましょう。
時計、スマホ、下着、ボールペン、財布、ベルト、ピアスなどのアクセサリー、ヘアゴム、コンタクト、入歯、湿布、エレキバンなどなど。
あと変わったものとして金属成分が含まれている化粧品も駄目ですね。
化粧は落として検査を受けてくださいと言われることもあります!
タトゥーが入ってたら検査をしない所も!墨の成分が不明だと怖いので。
カツラも外して下さい言われると思います。
吸い込まれたときの恥ずかしさを考えたら、外しておいたほうが絶対に安心です。
かつて大ヒットした!?ヅラ刑事どころではない尋常じゃないスピードで飛んでいきますので。
入院生活をすることになったらカツラは家に置いていきましょう!
入室前には持ち込む物をすべて確認!
当たり前ですが車椅子、ベッド、酸素ボンベ、救急カートなどもMRI対応品がどうかチェックして下さい!これは技師自ら確認しましょう!
看護師さんが持ち込んで、くっ付けても怒られるのは技師です。
なんでお前が確認しなかったんだ!と袋叩きに合いますので。
事故を知った看護師長が技師長に激怒して平謝りしてる姿が目に浮かびます。
病院内で技師の立場は決して強くはありませんので、、、