放射線技師にとって最近気になる話題といえば東芝メディカルの売却先ですが、
東芝は3月9日の取締役会で売却先をキャノンにすることを決めたそうです。
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日本経済新聞:東芝メディカル、キヤノンが買収 7000億円規模
僕の働いている病院は一般撮影装置とCTが東芝製なので他人事ではありません。
「来年はキャノンの人が定期点検にくるのかなー」と漠然と思う程度ですけどね。。。
以下、ふわふわした文章。
キャノンになった理由
フジフィルム独占禁止!
ニュースサイトでも簡単に説明されていましたが、売却先として有力だと思われていた
フジフィルムは独占禁止法の問題で、ややこしくなるので取消になったそうです。
キヤノン側が示した7000億円規模の買収額や、事業の重複が少なく、独占禁止法の審査が容易で売却手続きが円滑に進むとみられる点を重視。競合していた富士フイルムホールディングスよりも条件面で有利と判断した。
CRとFCRって何が違うの?っていう質問が出るぐらい普及率が高いフジの一般撮影システム。
一般撮影装置、CT、MRI、RI、放射線治療まで画像診断、放射線機器なら何でも作ってる
東芝(CTでは国内シェア率トップ)をフジフィルムが買ってしまうと、独占禁止法に
引っかかるみたいです。
病院によっては放射線科の医療機器すべてがフジフィルム製になってしまいます!
とはいっても島津、日立、コニカ、シーメンス、フィリップス、GEなどなど
メーカーはたくさんあるので言うほど独占しないだろ(x_x;)って思ってしまいますがね。
しかも放射線科領域の医療機器だけでフクダ電子、日本光電までフジに変わる訳ではないんだしさ!
政治経済に疎い僕みたいな素人にはよく分かりませんね(´;ω;`)ウゥゥ
今回の問題を分かりやすく解説してくれる池上彰先生みたいな人が出てくることを期待します。
7000億は安い
日経デジタルヘルス:「レントゲン2回分の被曝量でCT撮影」、東芝メディカル
の記事に書いてあるように東芝のフラッグシップモデルのCTは61億円します。
価格は61億円、発売初年度に50台の販売を計画する。「2015 国際医用画像総合展(ITEM 2015)」(2015年4月17~19日、パシフィコ横浜)に実機を出展した。
61億円もする商品を扱ってる会社を7000億で買えるなら安いと素人感覚で思っちゃいます。
定価で買ってくれる医療機関なんてないでしょうけど。
キャノンのイメージ
プリンタの会社というイメージですね!というのは置いておいて。。。
何気に数年前にキャノンの人が飛び込み営業に来たことがあります。
営業「ご存じないと思いますがキャノンでもフラットパネルを作ってます。
機器更新のご予定あれば是非にと」
(x_x;)「そうなんですかー。残念ながら予定はないですが。。。」
営業「そうですよねー。また機会あればお願いします」
(x_x;)「分かりました。ありがとうございました」
みたいなやりとりを交わしました。
フラットパネルなんて飛び込み営業で売れる訳ないので、
とりあえずキャノンも作ってますよ!以後お見知りおきを!
っていう感じだったことだけ覚えています。
東芝を手に入れたらプリンタと共にフラットパネルを本気で売ることができるようになりますね!
東芝病院
あと何気なく思ったのが東京は品川区に東芝病院がありますけど、
いずれはキャノン病院になるんですかね?
なんとも病院としては危険な香りがしますが。。。いくら社名と言えどね。
とりあえず保守料金だけは据え置きでお願いしますよキャノンさん!