レントゲンとX線の違いについて説明してみます。
いきなり答えですけど、どちらも同じです。
『レントゲン=X線』という認識で問題になることは、ほぼありません。
レントゲン撮影だったりX線撮影だったりするのはどっちも正解だからですね。
X線CTをレントゲンCTっていう人はいないですけど、、、
レントゲンは人の名前
レントゲンとX線って2つあるのは何なのよって話ですけど、X線を最初に見つけた人の名前がヴィルヘルム・レントゲンというので、 X線をレントゲンと言います。
ドイツの物理学者で、かの第1回ノーベル物理学賞を取っている大先生です。
ある日、目に見えない謎の光を発見したレントゲン博士
手に当ててみたらなんと骨が写った!
これは謎の光だ!未知、無限という意味があるXを使ってX線と名付けよう!となって今に至るそうです。
星を最初に見つけた人が名前を付けることができたり、創業の名前が会社名になったみたいな感じですよね。
塩野義(シノノギ)製薬を創業した人の名字が「塩野義」だから今に至るみたいな。
使い分けは?
明確にこういう時はレントゲンとかX線っていうのはありません。
最初にも書いたとおり X線CTっていうけどレントゲンCTとは言わなかったり レントゲン写真はX線の性質を利用しています。
っていうのは正解なんですけど X線写真はレントゲンの性質を利用しています。とは言わなかったり
病院によってもレントゲン写真・撮影だったりエックス線写真・撮影だったりX線技師って言う人は少ないけど、レントゲン技師って言う人は多かったりややこしいですね。
あとレントゲン技師ってのはそもそも間違いだったり。。。
何言ってるのかよく分からなくなってきたので、もうやめておきます(T_T)
いっそのこと昔使われていた放射能の単位であるキュリー[Ci]みたいにどっちか廃止してくれたら助かるんですけどね。
まあ単位じゃないから無理な話なんでしょうけど。
結論:気にしなくていい
放射線技師の僕がこんなこと言うのもあれなんですけど、 X線でもレントゲンでもどっちでもいいです。
キッチリしたい!私几帳面だから!とう人は自分なりにどちらかに絞って使ってみてください。
僕のお勧めは「X線」です。
X線をレントゲンにすると、ちょっと違うんじゃない!?ってなったりしますけどレントゲンをX線にしても、おかしなことにはなりませんので。。。きっとね。
最初から最後までふわふわした記事でしたが、お付き合いありがとうございましたm(_ _)m