小さいころからの夢で絶対に放射線技師に絶対なりたい!って人は意外と少なく臨床検査技師、臨床工学技士、リハビリ職種、そして放射線技師などのコメディカル どれかになれたらなぁー って曖昧な気持ちの人は意外と多いと思います。
そんな人の参考になればということで、 他職種も含めた国家試験の合格率を載せていきます。
なんともネガティブな記事の始まりになってしまいましたが(T_T)
放射線技師国家試験は難しい?
過去5年の医療系職種の国家試験合格率
H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | 5年平均 | |
医師 | 89.2 | 90.3 | 90.2 | 89.8 | 90.6 | 90.0 |
看護師 | 89.5 | 91.8 | 90.1 | 88.8 | 89.8 | 90.0 |
薬剤師 | 44.4 | 88.3 | 79.1 | 60.8 | 63.2 | 67.2 |
臨床検査技師 | 67.0 | 75.4 | 77.2 | 81.2 | 82.1 | 76.6 |
臨床工学技士 | 77.4 | 75.5 | 75.3 | 78.8 | 83.2 | 78.0 |
理学療法士 | 74.3 | 82.4 | 89.0 | 83.7 | 82.7 | 83.0 |
作業療法士 | 71.1 | 79.7 | 77.3 | 86.6 | 77.5 | 78.4 |
言語聴覚士 | 69.3 | 62.3 | 68.1 | 74.1 | 70.9 | 68.9 |
歯科衛生士 | 96.5 | 95.8 | 96.2 | 97.1 | 95.9 | 96.3 |
診療放射線技師 | 71.1 | 83.4 | 66.6 | 76.5 | 73.8 | 74.3 |
- 第68回 2015年(平成27年)度:78.8%
- 第69回 2016年(平成28年)度:85.4%
※薬剤師で極端に低い合格率の年は4年制から6年制教育への転換時期にあたります。
以上の比較表は参考程度に見てください。
載せておいて言うのも何ですが比較する意味はあまりないと思いますので。
技師って意外と低いんだ。
じゃあ理学療法士目指そう!とかいう話ではないですから(´;ω;`)ウゥゥ
思っても自分の心の中にとどめて、口には出さないで下さいね。
科目と問題数
診療放射線技師国家試験は全14科目で計200問、1問1点で200点満点です。
このうち60%の120点取れば合格できますが、0点の科目が2つあると不合格になります。
以下は科目一覧。
- 放射化学
- 診療画像機器学
- 診療画像検査学
- 核医学検査技術学
- 放射線治療技術学
- 医用画像情報学
- 基礎医学大要
- 放射線生物学
- 放射線物理学
- 医用工学
- 放射線計測学
- エックス線撮影技術学
- 画像工学
- 放射線安全管理学
技師を目指している高校生の方がみても意味が分からないと思いますが、養成校で真面目で勉強していればどれも難しいものではありませんので、、、
核医学検査技術学って何だよ。。。難しそうだし放射線技師はやめようと。。。とならないで下さいね。
実際の難易度は?
結局、合格率みてもピンと来ないですよね。
僕のざっくりとした意見としては学生生活最後の1年で本気出せば合格はできます。
最後の6ヶ月で十分だろ!とは怖くて言えませんが。。。
過去10年分、2000問を完璧にしておけば余裕なんじゃないかなと。
詳しい勉強方法については以下の記事にまとめてあるので宜しければご覧ください。
ただ最後の1年だけ頑張ろう!と決めつけていると1年、2年、3年などの進級判定で留年をくらうリスクがあるので、入学したからにはずっと勉強は継続していきましょう。
国家試験より進級判定
既に知っている人が多いと思いますが医療系の国家試験の合格率が軒並み80%程なのは合格できる!間違いなしと!
学校から認められて卒業した人しか受験できないからです。
卒業出来なかった人は、国家試験の受験資格は得られませんので(T_T)
学校の意向としては
本校は卒業生40人中39人が合格!合格率98%の実績![全国平均73.8%]
というようなことホームページやパンフレットに掲げたいので、 落ちそうな学生には容赦なく卒業不可判定の通知を出してきます。
真面目にやっていれば卒業できますので恐れることはないですが、そういう思惑もあるよということで。。。
放射線技師を目指す前に知っておきたい情報は別記事にまとめたので、宜しければ参考にして下さいね。