診療放射線技師の国家試験は決して難しくありませんが、勉強なしで受かるほど簡単でもありません。
そこで当記事では私が学生時代に実践していた勉強方法を大公開します!
また国家試験だけでは無く大学、専門学校の定期テスト、進級判定の試験についても私の経験を交えて良い点数が取れるコツを紹介します。
大公開といっても裏技があるわけではないですが、勉強方法がよく分からないという学生さんの参考になれば幸いです。
目次
過去問10年分やれば合格できます
いきなり結論というか合格する方法を書きますが間違いなく過去問10年分を95%理解しておけば合格できます。
いわゆる赤本の問題集を完璧にしておけばこれ1冊で合格!
間違えた所は調べて理解しての繰り返しですが、答えを覚えてしまわないように1問ずつ問題文の意味と答えを理解することを徹底してください。
なんで95%なのかというと、私自身が覚えるの諦めた問題が5%ぐらいあったので、、、例を出すと医用工学の3相交流(Y結線とかΔ結線)は捨ててました。
3相交流は覚えてもしょうがないと思ったし出題確率少ないし、必死に覚えたところで放射線に関係無くて化学とか物理問題にも結び付けられないしね(T_T)
あなた自身がイラナイ!と思ったら諦めが肝心です。感覚として5%は捨てて大丈夫!
10%だと危険な気がするので辞めてください。
私も責任とれないし。。。
国家試験の出題内容
ご存知の通り国試は200問出題されて6割の120問正解で合格!
以下は巷で流れる国試の内容についての裏情報!?です。
200問中、120問は過去問と同じ
なんと200問中、120問は選択肢の順番が違う、問題分の言い回しが少し違うだけで答えは同じみたいな、ほぼ同じ問題が出題されるという噂です。
私も試験本番で問題を解きながら過去問と同じ問題多いな!と思いましたから、あながち間違ってないデータと言えます。
以下のような覚えやすい頻出問題は確実に点を取りましょう。
機能血管と栄養血管とが異なる臓器はどれか。2つ選べ。
1. 肺臓
2. 肝臓
3. 脾臓
4. 腎臓
5. 膵臓
答えは1の肺、2の肝です。
- 肺の栄養血管=気管支動脈
- 肺の機能血管=肺動静脈
- 肝の栄養血管=固有肝動脈
- 肝の機能血管=門脈
この問題には出ていませんが心臓も違いますね!
- 心臓の栄養血管=冠動脈
- 心臓の機能血管=大動静脈、肺動静脈
このように1つの問題だけではなく類似問題についても思い出しながら覚えて下さい。
基礎医学大要は造影CT・MRIや心カテ・IVR業務に携わる際に必ず役に立ちますので学生のうちに覚えておきましょう。
200問中40問は過去問を捻った問題
200問中、40問は過去問を少し捻った問題が出題されます。
例えば今までずっとα線の定番問題だったのにβ線に変わってる。
最も感受性が高い物ではなく、2番目を選べに変わってるみたいな。。。
2割の問題は、過去問を捻った問題が出るそうです。
そして残りの40問は!?
200問中、40問は新規問題だそうです。
ただ初めて見る問題だからといって難しいとは限らないですね。
僕が受けた時も、この問題は初めてみたぞ!でも簡単!やったー!っていうのが多かった印象です。
恐れる必要はありません。
こんなの無理だろ。。。ってのも5問ぐらいありましたけどね(x_x;)
国家試験本番で初見の問題が出たときはマジかよ、1点落とした。。。ってパニックになりますが、冷静に問題文を読むと簡単なパターンが多いので焦らず対処して下さい。
言われて見れば納得するのでは?
ここまで書いた出題傾向はあくまでも噂と私の実感で書いているので参考程度にしてください。
ただ僕は過去問やりながら確かにそんな感じだなーと思いました。
本番の試験も過去問6割、少し変わったの2割、初見2割だったなー って思いましたしね。
国試は簡単に感じるはず
大学・専門学校で行われる模試のほうが難しく作ってあるので、本番は簡単に思えるはず!
卒業できた人なら余裕で合格できるレベルです。
卒業試験に通ったということは、学校からあなたは確実に合格できますよ!というパスポートをもらったようなものです。
定期テストの攻略方法
国家試験を受けるには養成校の定期テスト、進級テストで良い点数を取る必要があります。
赤点ばっかりだったら留年させられたり卒業させてくれませんからね。
定期テストの攻略方法としては過去問を入手できるかにつきます!
過去問を入手できた人と、そうではない人では明らかに点数に差が付くので、学生生活はみんなと仲良くして過去問を入手できる友達作りをしてください(笑)
まあ最終学年になったら国試型式の模試がメインになり真の実力が問われるのですが、1~2年のときは過去問が重要なのは言うまでもありません。
あと分からないことは素直に先生、講師に聞いて下さい。
放射線技師養成校は卒業して国家試験に合格した人数が学校の評価そして先生の評価に繋がるので、先生たちも一生懸命教えてくれます。
中学や高校の先生より優しいと私は感じました(笑)
厚労省のサイトで出題基準を見ることができます
今までは私の見解を書いてきましたが、もっと明確なことを知りたいなら厚生労働省が発表している診療放射線技師国家試験出題基準についてをご覧ください。
現在は平成24年版診療放射線技師国家試験出題基準についてと、平成32年版診療放射線技師国家試験出題基準についてを見ることができます。
平成32年の国家試験は今までと出題基準が変わるので、この年以降に国試を受ける人は平成32年版を確認しましょう。
これで裏情報ゲットだ!と思った人もいるかもしれませんが、内容がざっくりしているので確認したからといって国試で良い点数が取れるかと言うとそうではありません(´;ω;`)ウッ…
結局、全ての科目を隅々まで勉強してくださいということです。
最後の1年が勝負
過去問集さえやれば合格すると言いましたが内容を理解しないといけないですし1年間はしっかり勉強してくださいね。
(数ヶ月本気出せば受かるとは言えません)
就職試験などを考えるともっと早めに取り組んでも良いのかもしれないということについては以下の記事にまとめてあります。
1回落ちると、2回目以降の合格率は極端に下がるそうですので。。。現役ストレートの合格率は90%超え、2回目の人は60%ぐらいという噂です。
想像してみてください!国試浪人ほどつらいものはありませんよ(T_T)