電子カルテを導入している病院だと、IT企業やシステムプログラム開発会社並みにパソコンやコンピューターだらけです。
医局にはドクターご指名!?のハイスペックパソコンがたくさんありますし、ナースステーションには電子カルテパソコンや勤務表作成用などに使用するパソコン、臨床検査室には血液検査などの結果を入出力するためのパソコン、臨床工学室には各病棟に配置された医療機器を管理するためのソフトがインストールされたパソコンなど言い出したらキリがありません!
僕のお仕事である放射線技師もパソコンがお友達というぐらいに彼らに囲まれています。
レントゲンが昔ながらの現像+定着液のアナログ方式から、CR(コンピュータラジオグラフィ)やFPD(フラットパネルディテクタ)などのデジタル方式に移行したため何をするにしてもパソコンです。
前置き、前口上が長くなってしまいましたが、記事の本題としてはパソコンにとってのお友達である高級キーボードを買ったよ!という話です。
目次
東プレ キーボード REALFORCE108UDK
せっかくの面白い話なのにオチを先に言ってしまう可愛げのある女子みたいなことをしてしまいますが、以下2万円のキーボードを購入するまでの話です。
レスポンスが悪くなった
我が自宅である賃貸アパートで使っているプライベートキーボードのレスポンスがある日、急に悪くなってしまいました。
「ああああああああああああああ」って打ったつもりなのに「あああああ」という感じ。
ワードプレス(ブログのアプリケーション)で記事を書いているときに出現したので、最初はワードプレス側に原因があると思って色々対策してみました。

「ビジュアルエディタで最大行表示エディターと集中執筆モード機能を有効化します。」というのがONになっていると重くなるそうなのでとりあえず解除。
軽くなった気はするけどOFFにすると書きずらくなるし、気がする程度なので再度ONにしました。この策は失敗( ノД`)シクシク…
超軽いはずのメモ帳でも遅い
ワードプレスで不要なプラグインを削除したりして徹底的に軽くしてみても、やはり一昔前のフィリポ・インザーギのようなレスポンスには戻りません。
そこでwindowsお馴染みのテキストエディターソフトであるメモ帳を、律儀に左下のウインドウズマーク上で右クリック⇒ファイル名を指定して実行から「notepad」と入力して立ち上げて、文字入力をしてみるとやっぱり遅い!
激軽ソフトであるメモ帳で遅いということは完全にwindowsのシステム側が悪いという結論に達しましたが、既にシステムからキーボードプロパティを開いて入力までの時間や予測変換機能をOFFにするといったことはしていたので万策は尽きていました、、、孔明先生たすけて(´;ω;`)ウッ…
やっとキーボードを疑う
医局にあるような無駄にハイスペックパソコンではありませんが、そこそこのスペックを持っているはずなのに何をしても文字入力が遅い、、、ということで最後に気が付いたのがキーボード!
こいつが原因か!と思ったのが夜中の11時頃。
ドンキホーテにいって1000円ぐらいのキーボード買って来ようかなと思いましたが、脳内にもう1つよぎったのが20000円の高級キーボードの存在です。
もはや死語?であるネットサーフィンをしていたときに、チラ見したブログで2万円もするけど打ち心地抜群で疲れにくく耐久性にも優れるというキーボードがあるというのを思い出したのです。
独身1人暮らしなのでお金を何に使おうと怒られることもない自由な身ということで早速amazonで注文しようとしますが、ここでまた脳内から警告音が発せられました!

万が一パソコン本体側の不良だったら、高級キーボードを接続したところで文字入力が遅いのは容易に様相できました。。。
原因を特定する
1回、別のキーボードで試してみて滑らかレスポンスだったら、いざ高級品を買おうと決意!
しかしキーボードの予備が我がアパートには無いため、これまたドンキホーテで1000円出して買おうかなと思いましたが流石にお金がもったいないということで、病院のキーボードを少し拝借することに。
夜が明け勤務を終えて上司に許可を取って、病院内でジャンク品となっていた少しベト付きのあるキーボードを我が部屋へ持ち帰りいざ接続!
またもや律儀にnotepadからメモ帳を起動して「ああああああ」と打ってみると「ああああああ」と思い通りに入力を受け付けてくれたことを確認。
完全にキーボードが原因であることが分かりました。やったー。
ただ納得はいきませんでしたね。
壊れたキーボードは2~3年ぐらいしか使ってないですし、ネトゲ廃人気味だったころに打ちまくっていたキーボードが壊れたという経験をしたことがなかったので。。。まあ電子機器ですし深追いしてもしょうがないですが。
早速amazonで購入
このベタ付きキーボードを綺麗にして使ってやろうかと一瞬考えましたが、使っていないとはいっても病院のだしササッと切り捨てamazonで注文することにしました。
通販だとついつい2品目、3品目も探してしまいがちですが金額が金額なので、キーボード単体で注文。
久しぶりの高額なお買い物に胸をトキメカセナガラ待ち詫びて、2日後に無事到着!

雑な写真ですがこれが高級キーボード!写真じゃ伝わりにくいかもしれませんが素材も普通のキーボードよりも上質です。
同じくプラスチック的な素材なのに国産車と輸入車とでは触った感触や見た目が違うような感覚でしょうか?言葉で説明するのは難しいですが、見て触れて分かる違いがありました。

そして肝心のタッチ感ですがUSB接続をする前に打ってみたところ確かに軽い力で打てるような気もするけど、20000円もするかぁ!?が最初の素直な気持ちです。
使ってみる
説明書も付いていたけどキーボードだしということでUSBに接続!すると無事に認識され文字が打てるようになりました。
適当な文章を打ったところスムーズに打てましたが感動は無かったのがこれまた本音。
プラシーボ効果は感じたものの打ちやすさも滅茶苦茶良いではなくて悪くはないな程度。
長時間使うと違いが出る
ジーンズや革靴、高級オーディオのように長く愛することで違いが出てくる製品が世の中にはありますが、この東プレキーボードもそのうちの1つでした。
だらだら使い続けていると良さが分かってきました!
- キータッチのレスポンスが良い
- 長文を打っても疲れない
- 長時間でも疲れにくい
- キー打鍵の音が心地よい
などなどキーボードに求めることの機能や質が非常に良いのです!

横から見るとキーボードの行ごとに角度や高さに違いが付いているのが分かると思いますが、これが打ちやすさを演出しているそうです。
人間工学に基づいて開発を重ねた結果なのでしょうか。
人差し指だけで打つ奴
欠点はレスポンスが今まで使っていたものに比べて良いので、打ち間違えが増えた気がします。
ただこれは僕が人差し指と親指しか使えない人間だからです( ノД`)シクシク…小学校からパソコンと触れ合ってきましたが、いまだにピュアな少年時代の癖が抜けておらず90%以上のキーは人差し指、スペースは親指、エンターとデリートは右手の薬指、、、という感じで本来高級キーボードを買うような人間ではないのです。
まあ普通のキーボードでも打ち間違えだらけの僕の感想なので参考にならないと思いますが。
ブラインドタッチを指の位置まで正しく習得している人にとっては、キーごとの段差や角度とシックリ合って打ち間違いは減るのではないでしょうか?
パソコン初心者には向かない
唯一のデメリットと言えるのがキーにプリントされている文字が最小限に省かれているところで、パソコン初心者お断りのオーラを解き放っています。
キーの機能を覚えてる人であれば何の問題もありませんが、パソコン使用歴3ヶ月未満の人だとストレスを感じるかもしれません。

カナの文字も何故か「KANA」とローマ字採用です。
他のキーボードが使えなくなる
生活レベルを上げると落とせなくなるという話があるように、上質な物を使ってしまうと悪い物を使うのが嫌になってしまいますが、僕の場合だと病院の安いキーボードを使うと指が疲れる感覚を感じやすくなりました(´;ω;`)ウッ…
まあ些細に感じる程度なので不満はありませんがね、、、本来こういうものだし。
ブロガーやプログラマーや技師にオススメ
当たり前のことを当たり前に書きますが東プレキーボードはキーボードを良く使う仕事をしている人やブログを書いている人にお勧めです。
放射線技師のお仕事だとキーボードを打ち続けるというのは少ないですが、研究発表などで論文を書く人は是非、購入を検討してみて下さい。
作業効率がアップするでしょう!
院内ネットワークの構築に携わったりサーバー管理、PACSやRISやDICOM接続等の業務もあるのでコンピュータに詳しい人が多い放射線技師ですが、やはり1日中面と向かっているプログラマーさんや事務員さんなどに比べたらキーボードやマウスなど周辺機器に対する拘りや情熱は薄い傾向にあります。
この記事から技師のキーボードブームが巻き起これば幸いです。