技師の就職先の定番といえば病院!
といっても病院で一括りにできるほど単純ではありません。
今回は200床以下の個人病院、小さな病院での放射線技師の仕事について書いていきます。
200床以下の病院
扱えるモダリティ(医療機器)としては一般撮影装置、CT、MRI、透視装置の中で2~3台ぐらいはあるのかな?という感じです。
MRIは標榜科にもよりますが、設置するところは少ないかも。
あとCT、透視も必要が無ければ置いてないところもあります。
放射線治療、RIについては大規模病院のサテライト型病院、特化型の病院で無い限り設置はしてないかと。
就職試験を受ける前に扱いたいモダリティがあるかどうかは要チェックです!
技師は多くて5人程!?
~200床以下となると技師も非常に少ないです。
1人のところも当たり前のようにありますし、正社員1人にパートで1人のパターンも。
多くても5人以下だと思います。
人間関係
そして意外と人間関係に気を使うのかもしれません。
同僚、上司の数も少ない分、変な人がいたら嫌ですしね。。。
他の会社みたいに異動なんて無いです。
放射線技師はずっと放射線技師の部署なので、長いお付き合いをしなければいけません(T_T)
「あの人、辞めてくれないかなー」って淡い期待を持ちつつ、ほどほどの関係性を保つ必要が出てきます。。。やだやだ!
まあ就職前の病院見学、面接で見抜くか1人技師体制のところに行くかですね!
整形系じゃない限り撮影は少ない
整形外科病院だとオーダーが頻繁に入ると思いますが、その他の領域であれば撮影も少ないですね。
1日で一般撮影は多く見ても50件、CTも20件程です。
急性期の病院みたいにCTは毎回のように造影も追加!っていうことも無いです。
単純撮影メインで造影はお昼からって決まってたりします。
技師が少ないので、効率よく動くことは求められますが。
医師との距離
小さい病院だと医師と会話する機会が多くなると思います。
放射線科の医師がいることは珍しいので、
医師次第ではありますが、僕ら技師に画像の所見を聞いてきます。
医師「さっき撮った写真どうだった?」みたいな。
ここで的外れなことばかり言うと信頼をなくします。
オーダーの件数自体が減るかもしれません(T_T)
技師「肺野は綺麗でしたが、胸水は溜まってます」
ぐらい簡単で大丈夫ですので何か答えましょう。
解剖の本の後ろのほうに載ってる、代表的な疾患のCT画像の所見ぐらいは覚えておきましょうね!
この読影の補助ができるかどうかで医師からの評価は大きく変わります。
技師以外の仕事も
技師でも雑用を頼まれるご時世です。
小さい病院だと単純に女性が多く男手が少ないので、力仕事を頼まれたり、高いところの蛍光灯の交換を頼まれたりします。
ここで『私は放射線技師ですよ?』という態度をとると病院中から嫌われて陰口叩かれますので、愛想よく素直に応じましょう。
大きい所みたいに掃除や施設関係の修理専門の職員は数少なかったり、雇っていないところもあります。
とにかく頼まれたことは全力で!病院も小さいですし、良い評判というのはすぐに広まります!
悪い評判も。。。ということで何でも頑張りましょう。病院の男性職員は可愛がられてなんぼです。
以上ざっくりとした解説でした
大きく病床別で3タイプに分けて解説してきた、技師のお仕事!あくまで僕の経験で得た情報を基に書いてみましたので、ご参考程度に読んでくれたら幸いです。