電離放射線健康診断個人票の様式、内容、書き方まとめ!

電離放射線健康診断個人票の書き方まとめ
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日常の業務で放射線を扱う人々(診療放射線技師など)は通常の健康診断の他に、6ヶ月に1回は電離放射線健康診断というのを受けなければなりません。

もちろん僕も真面目に受けていますが、自分自身への備忘録ついでに電離健診について最低限知っておきたいことについてマトメていきます!

何気に個人票の記入方法などがややこしいのです(´;ω;`)ウゥゥ

電離放射線健康診断とは?検査や記入例を紹介

これ以下、赤字は各規則などの原文そのままで、普通の文字色は僕のカンタンな解説です。

障害防止規則で定められている

放射線業務従事者は特別な健康診断を受けなさいよ!ということは以下の通り、電離則によって定められています。

電離放射線障害防止規則 第八章 健康診断 第五十六条

事業者は、放射線業務に常時従事する労働者で管理区域に立ち入るものに対し、雇入れ又は当該業務に配置替えの際及びその後六月以内ごとに一回、定期に、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。

一 被ばく歴の有無(被ばく歴を有する者については、作業の場所、内容及び期間、放射線障害の有無、自覚症状の有無その他放射線による被ばくに関する事項)の調査及びその評価

二 白血球数及び白血球百分率の検査

三 赤血球数の検査及び血色素量又はヘマトクリット値の検査

四 白内障に関する眼の検査

五 皮膚の検査

以上の5項目について実施しなければなりません!

血液検査、目と皮膚の検査は省略できる

ただし二~五の血液検査と白内障、皮膚の検査は医師が必要でないと認めたり、被曝線量が少ない時には省略することができます。

第一項の健康診断のうち、定期に行わなければならないものについては、医師が必要でないと認めるときは、同項第二号から第五号までに掲げる項目の全部又は一部を省略することができる。

第一項の規定にかかわらず、同項の健康診断(定期に行わなければならないものに限る。以下この項において同じ。)を行おうとする日の属する年の前年一年間に受けた実効線量が五ミリシーベルトを超えず、かつ、当該健康診断を行おうとする日の属する一年間に受ける実効線量が五ミリシーベルトを超えるおそれのない者に対する当該健康診断については、同項第二号から第五号までに掲げる項目は、医師が必要と認めないときには、行うことを要しない

実際のところ省略できるとは言っても、多くの人は1年に1回の定期健診ついでに血液検査や白内障、皮膚の検査を受けているようです。

僕も1年に1回は一~五の全項目を実施して、電離放射線健康診断個人票に記録を残しています!

血液検査は採血するだけで特別なことは必要ありませんし、目と皮膚についても基本的には視診なので面倒なことはなにもないですしね

恐らくですけど年に1回ある保健所の立ち入り検査のときに、省略ばかりしていると怒られはしないまでも指摘はされると思います。

様式は厚生労働省のホームページからDL

はっきりいって検査自体は受けるだけなので簡単なのですが、電離放射線健康診断個人票の作成が面倒です(´;ω;`)ウゥゥ

電離放射線検診を受ければ個人票までしっかりと作成してくれる病院や検診機関であれば良いのですが、我が病院が委託している健診機関では電離健診を受けても個人票までは作ってくれないのです( ノД`)シクシク…頼めば最後までやってくれるんでしょうけど、、、

 

またクリニックや個人病院など小さなところは技師が自分自身で作成する必要があるケースが多いですね。

そんな電離放射線健康診断個人票は厚生労働省のホームページからエクセル形式でダウンロードすることができます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/10.html

表の上から2つめ!右欄の「○」をクリックすると落とせます。

あとは被曝線量結果健診結果を手元に用意してエクセルに記入していくだけですなのですが、初めて作る場合には非常に分かりにくい不親切設計となっています。。。

様式は自由

規定された項目の欄があるなら様式は自由です。

個人票の見方と書き方

では電離放射線健康診断個人票の見方と書き方について解説をしていきます。

  • 氏名、性別、生年月日:見たままです。
  • 雇入年月日:現在の職場の雇入年月日を記入します

 

①前回の健康診断までの実効線量では備考欄にも書いてあるように「  mSV」の欄には、平成13年4月1日以後の実効線量の合計を記入。

( )付きの「(  mSv)」の欄には平成13年3月31日以前の集積線量を記入します。

なので平成13年以降に放射線業務従事者となった方は未記入もしくは ー でOK。

 

次に書く「放射線業務の経歴、②被ばく歴の有無、③判定と処置」過去の職場での放射線業務について記入します。

なので今現在、働いている職場が初めての放射線業務のお仕事なら黄色で囲った枠については記入する必要はありません。

 

転職歴がある方は過去の職場での以下の情報について記入して下さい。

  • 期間
  • 業務名(診療放射線技師、X線撮影など)
  • 被ばく歴の有無
  • 判定と処置(放置可、就業可など)

 

※黄色で囲った枠部分は二重線以下の行(健康診断年月日)とは全く関係ありませんのでご注意を!

電離放射線健康診断の表

二重線から下の行に健康診断の結果を記入していきます。

欄(列)が右方向へ4つありますが、今回の結果+過去3回の結果で計4つということです。

なので1枚の用紙で過去の結果と比較したいなら、あなた自身で記入をしていってください。

 

毎回、1つの欄だけ使って作成しても問題ありません。

参考までに僕の健診結果と被曝歴の一部。

電離放射線の健康診断結果

 

そして本題に戻って、前回の健康診断後に受けた線量の欄の解説です。

前回の健康診断後に受けた染料

この項目は被曝線量結果を見ながら簡単な足し算と引き算をしていくだけですね。

が、とっても面倒に感じるのは僕だけでしょうか(´;ω;`)ウッ…

放射線被曝の一覧表

 

また注釈として④、⑤、⑥とありますが、それぞれ

④の欄は、(1)事故、(2)緊急作業への従事、(3)放射線物質の摂取、(4)傷創部の汚染及び(5)別表に掲げる限度の10分の1以下にすることが困難な身体の汚染によって受けた実効線量又は推定量(受けた実効線量を推定することも困難な場合には、被ばくの原因)を記入すること。

⑤の欄は、東日本大震災により生じた放射性物質により汚染された土壌等を除染するための業務等に係る電離放射線障害防止規則の規定による健康診断の結果を記入する場合には、除染等電離放射線健康診断個人票の「外部被ばくによるもの(事故等によるものを除く。)」の欄に記入されている実効線量を記入すること。

⑥の欄は、(1)事故、(2)緊急作業への従事及び(5)別表に掲げる限度の10分の1以下にすることが困難な身体の汚染によって受けた等価線量又は推定量(受けた等価線量を推定することも困難な場合には、被ばくの原因)を記入すること。

となっていますが、見て分かるように被曝事故にあったり除染作業に携わった人に関する事項となります。

血液の項目は検査結果を写す

血液に関しては採血・血液検査結果をそのまま書き写していくだけなので簡単です。

白血球百分率の内、好中球(桿状核、分葉核)に関しては定期健診に含まれていない場合もあるので注意してください。

電離放射線検診対象者として検診を受けているなら血液検査の項目に含まれています。

水晶体と皮膚

目の水晶体の混濁の有無、皮膚の状態については医師に見てもらいましょう。

特に異常が無ければ”無”となります。

その他

  • その他の検査
  • 全身的所見
  • 自覚的訴え
  • 参考事項

これらに関しては特記事項がなければ”無”や”ー”で問題はないようです。

医師の診断と意見

最後に医師の診断結果・意見を書いて貰い、署名+印鑑も貰って電離放射線健康診断個人票が完成です!

お疲れさまでしたm(_ _)m

1度書き方を覚えてしまえば決して難しくないことが分かると思います。

少々、手間なだけで。。。

問診票も作ろう

電離放射線健康診断個人票は以上で完成したわけですが、もう1つ作っておきたいのが問診票です。

 

電離放射線障害防止規則 第八章 健康診断 第五十六条

事業者は、放射線業務に常時従事する労働者で管理区域に立ち入るものに対し、雇入れ又は当該業務に配置替えの際及びその後六月以内ごとに一回、定期に、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。

一 被ばく歴の有無(被ばく歴を有する者については、作業の場所、内容及び期間、放射線障害の有無、自覚症状の有無その他放射線による被ばくに関する事項)の調査及びその評価

 

アンダーラインを引いた調査及びその評価とは、問診だそうです。

問診票があることで、調査及びその評価(問診)を実施したことの証明になります。

 

保健所の立ち入り検査で「問診票はないんですか?」と指摘を受けて以来、僕はセットで作って保存するようにしています。

 

問診表の書き方や様式については、別記事にまとめて後日アップをしたいと思いますm(_ _)m

 

どうにもグダグダな解説になってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。

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