紙カルテと電子カルテのメリット・デメリットを現場職員が書く!

紙カルテと電子カルテのメリット・デメリットを現場職員が書く!

僕は電子カルテ紙カルテともに仕事で使った経験があります。

放射線技師が、カルテに記入することは少ないですけど、
患者さんの情報、既往歴や以前の撮影画像の参照、検査値データなどを
確認するときには必ずお世話になりますね。

余談ですけど放射線技師お馴染みの
PACS(Picture Archiving and Communication Systems):画像保存通信システム
RIS(Radiology Information System):放射線科情報システム
HIS(Hospital Information System):病院情報システム
も言ってしまえば電子カルテの仲間です。

今回は放射線技師、そして現場で働く医療従事者としての目線から
それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます!

電子カルテのメリット

カルテがいつでも見られる!

電カルネットワークに繋がれているパソコンであれば、
すぐに患者さんのカルテを確認することができます。

電カルしか使ったことのない人にとっては、当たり前というかメリットにも
感じないと思いますが、紙カルテは患者さん1人に対して1冊!なので
医師・看護師さんが使ってたり記入してたら、見ることができません(T_T)

どうしても確認したいことがあるときは、
「ちょっとだけカルテ見せてもらっていいですか?」
「すぐ終わりますので。。。」

と声をかける必要があります。。。タイミング次第ではイラッとされることが
あるので、ご機嫌なときを狙って声をかけましょう!

過去の撮影画像を見ることができる!

過去に撮影されたレントゲン、CT、MRIなどなどの画像を見ることができます。
画像検査っていうのは、再現性が高いことを求められますので、
前回の写真を見ておくことは非常に大切!

厳密に言うとPACS、RISのメリットなのかもしれませんが。
技師以外の職員からみたらパックスもリスも電子カルテだしね。

文字が綺麗で読みやすい

パソコンだから当たり前だろ!って話ですけど、本来カルテっていうのは非常に
読みにくいものです。医師の字なんか読めたものではありません(T_T)

撮影を依頼した理由が書いてあったとしても、読めないので意味がありません。。。
電子カルテ最大のメリットと言っても過言ではありません。

電子カルテのデメリット

パソコンなので壊れる

1つの病棟に複数台設置してあるのが当たり前なので、
1台壊れたぐらいでは問題になりませんけどね。

CT・MRIのイメージからか技師はパソコンに詳しいと思われていますので
調子悪いから見てよ!と言われることも多いです。
パソコンについても勉強しておきましょう。

ただシステム全体が落ちたら、どうしよもありません。業務不能に陥ります。

目が痛くなる

パソコンなので目が痛くなります。
放射線技師はモニターを見ている時間が、他職種より多くなるので
ブルーライト軽減眼鏡の装着をお勧めします。
これ付けずに仕事すると、夕方には目がショボショボして辛いです(T_T)

個人情報が流出しやすい

基本的には職員なら誰でも見ることができるので、流出の恐れが紙に比べて高い!
カルテには住所・電話番号・家族構成・生い立ち・性格・趣味・好きな食べ物など、
あらゆる情報が記載されています!
悪い人にとっては、明日使える情報の宝庫です(x_x;)

紙カルテのメリット

コミュニケーションの機会は増える

電子カルテだとパソコン・キーボードばっかり見て、
患者さん自身と向き合う時間が減るっていうのは良く言われますね。

職員同士でも同じようなことが言えて
電カルのメリットに書いた、カルテがいつでも見られる!っていうのは
逆にいえば、誰にも声を掛けずに見ることができるということです。
職員同士の会話は必然的に減ります。

字で人柄が分かる!?

書いた字を見ると、その人の性格・人柄ってなんとなく分かりますよね?
紙カルテに書かれた文字を見てると色々なことを思います。
以下、僕の心の声
(医者なのに綺麗な字書いてるよ!珍しいな。)
(読みやすい字だなーやっぱり○○さんが書いたのか!)
(これは汚い。。。あの人かよ。。。イメージ通りだな。。。)

サインが無くても、文字で誰が書いたかってのがすぐ分かるし
電カルには無い人間味・温かみを感じます。
皆が協力してる感が伝わってきます!なんかいいよなーって感じ。
漠然としてますが。。。

紙カルテのデメリット

カルテは1冊しかない

何度も書いていますが、紙カルテを誰かが使ってたら、
もちろん声を掛けないと見ることはできません。
回診中に声を掛けるのは、気の知れたDr相手でも気を遣います(x_x;)

字が読めない

これも電カルのメリットに書きましたね!
文字で人柄が分かるのは良いんですが、読めない字を書く人がいます(x_x;)
医師は日本語でも独自の筆記体を使用します。

場所をとる

少なくとも毎日、数ページは増えていくので、保管スペースで結構場所とります。

看護師さんが高い位置に保管してある、過去のカルテをとるのに苦労してたら
必ず手伝ってあげましょうね。ていうか良く頼まれます。
「ともき君なら、あのカルテ届くでしょ!?とって!」みたいな感じで。

病院で働く男はある程度の身長はあったほうが良いと思います。

カルテのまとめ

ここまで書いてきた通り、どちらも一長一短ですね。
両方経験することで、お互いの良さ・悪いところが見えてきます。

ほとんどの病院で電カル化が進んでるかと思いきや、
病院全体でみると50%無いぐらいの普及率です。

電カル化の話題が出たら、ぜひ積極的に絡んでいき
システム・ネットワーク担当者を狙ってみましょう!
中小病院だと技師が担当してることも多いので!

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